飽くなき、コーヒーへの追求。
前々から気にはなっていたものの、何でもかんでも形から入る私は、「コーヒーのカッピングをやってみたいけど、道具がないなぁ〜」なんて、ふざけたことを抜かしてました。
いや、普通に…
家にあるものでできる!
って、考えに至るまでに、実はそんなに時間は掛からなかったです。
そう。
こいつが意外にもカッピングの器にピッタリでした▼
まぁ、兎に角、今回は「家にあるやつで代用して、カッピングを体験してみたよ!」という、お話し。
カッピングって?
カッピングとは、コーヒー豆の品質の良し悪しを評価する方法です。
バイヤーさんが現地へ向かい、品質をチェックするために行ったりするのですが、コーヒーショップでも焙煎したコーヒー豆が自分の好きな味になっているか?とか、その豆にあった焙煎加減を研究するためとか、カッピングする理由は人によって様々。
美味しくコーヒーを飲む。というわけではなく、あくまでコーヒーの香りや味わいを確認するための方法なので、ある意味「変態」向きです。
当然のことながら、味がブレたりしては台無しなので、毎回、同じ条件でコーヒーを淹れることがポイント。
当然、ハンドドリップで毎回、同じ条件でコーヒーを淹れるのはとても困難なので、ハンドドリップなどは行いません。
まぁ、毎回同じ条件という課題をクリアできれば、やり方は色々と出てくるかもしれませんが、今回やってみたカッピングはオーソドックスなカッピングスタイルです。
とっても簡単なので、コーヒーが死ぬほど好きならやってみてください。
準備するもの
専用のものを使えば、毎回同じ条件でカッピングが出来るので、カッピング専用に揃えるのも、それはそれでアリだと思います。
必要なもの
沸騰したお湯 150g以上
耐熱の器(グラスなど)
スプーン2個(スープ用が好ましい)
白湯
キッチンペーパーなど
キッチンスケールなど
白湯とキッチンペーパーは、飲み比べをする際にスプーンを洗う用です。
今回、私はお試しで初めて焙煎したコスタリカ ハニーがどんな味に仕上がっているか?を確認するために行い、飲み比べなどはしていないので、白湯とキッチンペーパーは用意しませんでした。
兎に角、カッピングで注意することは、毎回、同じ条件でコーヒー淹れる。ということです。
なので、冒頭にも書いた通り、蕎麦ちょこがホントに良いサイズで、コーヒー豆10gと熱湯150gがピッタリに入って、しかも同じものが2つあるので、二つの豆の飲み比べができますwww
いや、買えよ!という、話なんですけどねw
で、カッピング用のスプーンですが、スプーンは別に同じものを揃える必要はありません。
が、出来ればスープ用のような底の深いものが良いです。
今回、私は普通のスプーンを使ったのですが、かなりチビチビすすることになるので、スープ用があれば、スープ用が良いです。
今、思ったけどレンゲとか良さそうじゃんね?
カッピングのやり方、評価のタイミング
ではでは、早速カッピングをやってみましょう。
カッピングは香りと味わいの確認なのですが、香りに関しては3回、チェックするタイミングがあります。
ドライ
まずは、豆を挽きます▼
この時点で香りをチェックします。
この評価方法を「ドライ」と呼びます。
挽きたての良い香りがします。
クラスト
続いて、お湯を注いだ時の香りをチェックします▼
お湯を注いでから、1分後が目安になります。
ブレイク
お湯を注いでから4分後、スプーンを使って撹拌します▼
粉が表面でふたをしている状態なので、ブレイクすることによってコーヒーの香りが一気に立ち上がります。
少し、テンションが上がる瞬間でもあります。
テイスティング
さて、いよいよテイスティングです。
2つのスプーンを使って、表面の泡を取り除きます▼
テイスティングはスプーンでコーヒーをすくい、お蕎麦とか、ラーメンを食べるときのように、スッとすするようにして口の中に運びます。
ここでも、毎回同じ量を吸い込むように意識します。
コーヒーを霧状に吸い込むことによって、鼻から香りが抜けるので、味と香りのチェックができるわけです。
テイスティングでは熱いのと、冷めたのとと、時間経過でどんな味わいの変化があるかなんかも、チェックします。
あとがき
今回、カッピングをやってみて感じたのは、豆の味がダイレクトに感じる!ということ。
フレンチプレスに似た感じなのでしょうけど、ここ最近はペーパードリップばかりなので、コーヒーは淹れ方次第で全くと言って良いほどに味わいが変るな~なんて、改めて思ってしまいました。
というか、自分でコーヒーを焙煎する人なら、間違いなくカッピングもやった方が良い。
私も手網焙煎をするので、真面目にカッピング用品を揃えてみようと思っています。

完全にコーヒー変態向きですけど、コーヒーが死ぬほど好きなら、これはやった方が絶対に良いです。
初めてのコーヒー豆とか、同じ豆で焙煎する人が違うとか、自分が焙煎したやつと他の人が焙煎したやつと比べるとか
カッピングを知っておくと、よりコーヒーの世界にどっぷりとハマれますよ!
おしまい